フランス・クレヨン
古き良き巴里が多彩な色彩で描かれた珠玉作品デビューアルバム「フランス・クレヨン」(Accordeon en couleur)を聴くと、 古き良き時代の巴里の雑踏の中に、ふと紛れ込んだような、デジャブにも似 た感覚を憶える。 彼女の師匠であるフランスのアコーディオン奏者、ジョエ・ロッシー氏との 共演で、さまざまなジャンルの音楽の中からアコーディオンの可能性を追 求したものである。彼らの持つ洗練されたアレンジで、レトロな曲が生き生 きとノスタルジックに蘇ってくる。(1993年)
■試聴
1.Averse
2.A Paris Dans Chaque Faubourg
ブルー・ピエロ
眼を閉じるとフランス・サーカスの世界第2作目「ブルー・ピエロ」(Bleu Pierrot)は、メランコリックなアコーデ オンの音色にメリーゴーランドのごとく繰り広げられる夢のようなフランスサーカスの世界だ。
恩師であるロッシー氏の死に直面し、焦燥の末、フランスでアコーディオニストとして独り立ちすべく自ら作曲することになった初めてのオリジナルアルバムである。日本でも大ヒットしたアルバム「パリ・ミュゼット」に代表されるような3拍子のミュゼットやジャジーな雰囲気を、彼女自身のパリの生活の中で身につけたエスプリで作曲した14曲が入っている。(1996年)
■試聴
1.Blue Pierrot
2.Marionnette
心の叫び
情熱、悲しみ、出会い、ときめき..第3作目「心の叫び」(Quintessence)では、音楽の真髄を追求し、心からの言葉を表現したオリジナリティ溢れる作品。この音楽は、人生のやるせなさ悲しさを、聴くものと共有すると同時に、生きるビタミンをくれる。
数々の演奏旅行の中で受けたインスピレーションをもとに作曲。録音にあたって、様々なジャンルのミュージシャン(ジャズ、タンゴ、サルサ、クラッシック、アフリカ音楽)と出会った。この2点は「心の叫び」に、より深い奥行きを与えることになる。映画「男はつらいよ寅次郎」のテーマ曲、サーカスやチンドン屋のイメージの「美しき天然」など馴染み深い2曲が、「大正琴」の音色と共に、美しい独特のアレンジで奏でられている。フランスと日本の伝統楽 器、アコーディオンと大正琴の競演を実現させた。(2001年)
■試聴
1.Zig Zag Tango
2.NuitBlanche
3.Quintessence
はっぴぃ・レクイエム
フランスの大和撫子がお送りするはいからジャポン第4作目「はっぴいレクイエム」(Tango Bayashi)は、長年の海外生活の中で目覚めた「日本人・パリジェンヌ」伊藤浩子が、相撲、寿司、温泉、祭り、彼岸等、日常の身近なものをテーマにお送りする逸品。
めくりめくる三味線と、悠々とした和太鼓とが、アコーディオンの揺らめく音に不思議に融合し、お囃子のメロディーがタンゴやミュゼットにのせてお茶目に繰り出す。禅仏教の人間のはかなさというコンセプトににハイカラな西洋を絡めた世界に一つしかない音楽である。ほのぼのとユーモラスで懐かしいレトロな風景が踊りだす興味深いアルバム。(2006年)
■試聴
1.Sushi Bar
2.Nostal'ondo
3.Kleidoscope
4 .Tango Bayashi


